はじめまして、元エステティシャンの芹沢久美です。
普通の女の子と同じように美容に関心を持ち始めた私が、エステの業界へ飛び込んだのは、まだ十代の頃のことでした。
蕁麻疹(じんましん)体質で悩んでいた私はスキンケアに一番関心があって、症状が治まっている時期は新しいコスメが出るたびに片っ端から試していました。それなのに何をやってもダメで、とても憂鬱な日々を送っていました。それが変わるきっかけとなったのは、友人の働いていた大手サロンのフェイシャルトリートメントを受けてからです。
初めてのエステ体験に胸をわくわくさせてサロンを訪れると、そこには女のためだけの贅沢な空間が広がっていました。淡いピンクで統一されたインテリア、ゴージャスなメイクブース…何もかも「美」を追求する女性のためだけにつくられたものです。そして、勧められるままにフルーツ酸のピーリングを体験しました。
けれど、初めてのフェイシャルトリートメントは気持ちのいいものではありませんでした。敏感肌の私にとって、ピーリングの時間は「痛みに耐える時間」でしかなかったのです。ピリピリと肌が悲鳴を上げるような数分後、冷たいパックを塗られてマスクで蓋をされた私は、エステって不思議なことをする場所だなあと考えながらパックの時間が終わるのを待ちました。
それが、トリートメント後に鏡を見てビックリ!とても垢抜けた肌に変身していたのです。そしてメイクブースでサロン専売のメイク用品を使いながら、私はすっかりエステに魅せられていました。
けれど、実際にエステの業界で働くのは想像していた以上に大変なものでした。売り上げ争いのためのお客の取り合い、詐欺まがいな行為、傲慢な経営者…もしかしたら知らないほうが良かったようなことまで知ってしまうことになったのです。
オーソドックスなサロンからリラクゼーションサロン、美容外科提携サロン、育毛・発毛サロンに至るまであらゆる種類のサロンに勤務し、経営者と対立することも少なくなかった私の経験は、エステを受けようとされている方にはもちろん、これからエステティシャンを目指す方の参考にもなるかもしれません。
私のアドバイスが少しでも皆様の美に貢献できることを願っています。
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