「美は女の永遠のテーマ」とはよく言われたもので、エステはそんな女性の欲望に目をつけた商売です。
エステは、女性が女性に対して商売を仕掛ける世界です。大手エステサロンの某有名社長に代表されるように、エステ業界はほとんど唯一と言えるほど、女性がトップへ向かって走れる場所。そんなエステ業界では「勝ち組・負け組」の解釈が全く違います。女でも実績を上げれば高収入を得て自立して生きていくことでのできる世界では、結婚して引退していく女性の方がむしろ「負け組」とみなされるのです。
エステサロン経営のおいしいところは、圧倒的なローコスト・ハイリターン。化粧品はなかなか腐ることがないので管理に気を使う必要もないし、一回のトリートメントのコストはほんの数百円でも、一万円以上の値をつけることができるのです。女性の美への執着には底がなく、食費を切り詰めてまで高額な美容液を買ったり、高いコース契約を結んでサロンへ通うこともあるほど強いものです。それで常に安定した利益が得られるのです。
エステ業界に限りませんが、現在会社の幹部としてサロンの運営を任されている人たちは、圧倒的にバブル期にエステ業界へ飛び込んだ人たちばかり。軽く勧めただけでいくらでも契約が取れていたような時代を経験した彼女たちのやり方は、いまだに「押せ押せ!」という強引なノリであることが多いのです。それで一体誰が契約するのか!と思ってしまうほどに強引な営業スタイルでも、高額なコース契約を交わす人はいます。それくらいにエステ業界は、いまだに他の業界に比べてバブリーな雰囲気を保っているのです。
いまだにバブリーなエステ業界。どうやら「エステは儲かるらしい」と起業家の間でささやかれているらしく、最近ではまったく関係のない業界の人がこの業界へ流れてくることも珍しくなく、悪質なやり方は後を絶ちません。
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