イオン導入とは、電荷をもった物質(イオン)を微弱な電流を使って皮膚の奥まで導入していくことです。
別名イオントフォレーシスともいいます。もともと注射を使わず体内に薬品を送り込む方法として考案された医療技術で、ビタミンCなどの水溶性で、そのままの状態では皮膚に浸透しにくい成分でも肌の真皮層にまで、早く大量に浸透させることができます。
イオン導入は主に皮膚科やメディカルエステで行われています。最も一般的なのはビタミンC導入です。ビタミンCは皮脂のバランスを整えるほか、美白やコラーゲン生成を促すはたらきがあります。またニキビケアにも効果的です。
イオン導入には、ビタミンCが水に溶けるとマイナスの電荷を発する特質を利用します。
導入器の電極をマイナスにセットして、あらかじめビタミンCを塗った肌に接触。ビタミンCはマイナスの電荷同士で反発し、プラスに帯電した肌に移動していくという仕組みです。肌の表面に直接塗るのに比べて、20倍以上の浸透力があるといわれています。
美容外科では、ケミカルピーリングと併用したり、アミノ酸やレチノイン酸、プラセンタなどの美肌成分もイオン導入が行われています。特にニキビ治療やシミ、くすみの治療に利用されます。
イオン導入は家庭用の機器を用いれば、自分で行うこともできます。有効成分をイオン導入する以外に、プラスの電流を流して、体内でマイナス帯電しているメラニンなどの不要な物質を吸着させることができるイオン導出が可能な機種もあります。
導入は、だいたい週1~2回、イオン導出は週1回の使用を目途にします。
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