レシチンとは、不飽和脂肪酸にリンが結合してできたリン脂質と呼ばれる脂質を含んだ製品のことです。
ギリシャ語で卵黄という意味のレシトースから生まれた言葉で、別名ホスファチジルセリンとも言われていました。脂肪がエネルギーとして活用され貯蔵される際にはたんぱく質と結びついて血液中を移動しますが、たんぱく質と脂肪を結合させるためにはレシチンが欠かせません。
また親水性が低いコレステロールや中性脂肪などに結びついて、水分に溶けやすくする働きや、細胞からコレステロールを取り除く働きをする酵素の作用を助けます。
生物の細胞が細胞膜を通じて栄養を取り入れ、老廃物を排出させる際にもレシチンの働きが欠かせません。すなわちレシチンは水溶性物質と脂溶性物質を混ぜ合わせる界面活性剤の役割と生命を維持する働きをしているといえます。
こうした特性から、レシチンは痔や皮膚病の治療薬としても使用されています。レシチンが不足すると、健康な細胞を保つことができなくなるため、生活習慣病を始め多くの病気を発症させる可能性があります。
卵黄や大豆、穀類、ゴマ油などにはレシチンが多く含まれているため、積極的にとるといいといわれています。
最近ではレシチンのサプリメントも多数発売されています。卵黄由来のレシチンは卵黄レシチン、大豆由来のレシチンは大豆レシチンと呼ばれています。
大豆レシチンは人間の脳に40%含まれているホスファチジルセリンが豊富なことが分かっています。
卵黄レシチンは乳化剤として、マヨネーズなどの食品や化粧品にも使われています。アラキドン酸やDHAなどの高度不飽和脂肪酸を含み、神経にも作用します。
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