ターンオーバーとは、表皮の細胞が生まれてから死んで剥がれ落ちるまでのことです。
健康な皮膚の場合、その周期は約28日~42日といわれています。表皮の細胞は基底層で発生した後、性質や構造を変えて有棘層(ゆうきょくそう)や顆粒層(かりゅうそう)に向かって押し上げられていきます。
その後、角質層で生命を終え、垢になって剥がれ落ちます。皮膚細胞のターンオーバーが順調な場合、皮膚の表面には皮脂の膜が作られ、水分と油分が適度に保たれた健康な肌を維持します。
紫外線やストレスなどが原因で角質層にダメージを受けると、ターンオーバーのサイクルは狂ってきます。また年齢を重ねるとターンオーバーの周期自体が長くなります。
角質の細胞が剥がれたという情報が伝えられると、基底層では新たな細胞が生みだされますから、角質層が剥がれない限り、新しい細胞は生まれにくくなります。肘や膝の皮膚のかさつきやごわつきは、古い角質が分厚く溜まっていることが原因です。
またターンオーバーが順調にいかないと、メラニンが皮膚の中に沈着してシミを作ります。逆にストレスや外的な刺激を受けた角質層を正常な状態に戻そうとして、ターンオーバーが早まる場合もあります。
しかし未成熟な状態の角質層は刺激に弱く、すぐ傷つきます。敏感肌や乾燥肌がもたらす肌トラブルは、ターンオーバーの循環がうまくいっていないことが原因といえます。
古い角質を取り除くピーリングは適切に行えばターンオーバーを整えることができます。しかし角質を一度に大量に除去すると、皮膚に必要なたんぱく質も一緒にまで取り去ってしまうことがあります。肌にダメージを与えないよう注意が必要です。
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