代謝率とは、一定の運動や動作が、基礎代謝量の何倍にあたるかを求める数値のことです。
エネルギーの消費量を算出する際に用いますが、精神的な作業や静止した状態で行う運動にはあてはまらないことが分かっています。日本では、労働の強さを表すエネルギー代謝率(RMR)がよく用いられています。
エネルギー代謝率は、性別,年齢,体格などの差による影響が少なく、作業に要したエネルギー量を基礎代謝量で割ることで算出することができます。
基礎代謝とは体温の維持や、呼吸・循環機能、中枢神経機能といった生命を維持するために必要最小限なエネルギーのことです。食後12~15時間が過ぎた朝の空腹時に、室温20℃前後の部屋で安静にしている状態で消費されたエネルギー量のことをいいます。
成人の場合、体表面積1平方m当たり1時間で約30Kcalが消費されています。子供はさらに大きく50kcalです。
基礎代謝量は成人で1日1200~1800Kcal、男子1日の平均は1300~1600Kcal、女子は1100~1200kcalです。体重1kgあたりで見ると男性は24Kcal、女性は22Kcalといわれています。
運動や労働に費やしたエネルギーの量は、労働時間中の総消費エネルギーから基礎代謝を引くことで出すことができます。
基礎代謝は体温や年齢によって変わります。体温が上昇すると基礎代謝も大きくなります。また加齢とともに低くなっていく傾向も見られます。1日に必要な総エネルギー量は、代謝率に応じて基礎代謝の約1.5~2倍とされています。
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