毛髄質とは、毛髪を構成している層の1つです。
メデュラという別名もあります。毛髪の中心部分に存在し、2~3列に並んだ多角形の髄細胞によって作られています。太さが0.09mm以上の毛髪には必ず含まれていますが、0.06mm未満の細い毛髪の場合、毛髄質が含まれている割合は約10%と低くなります。
また生後1年以下の乳幼児の毛髪には毛髄質が見られず、成長とともに発生していきます。一般的にパーマは毛髄質が多く含まれている毛の方がかかりやすいといわれています。
毛髄質の主成分はやわらかなケラチン(たんぱく質)と脂質で、細かい空気の泡が含まれていることもあります。白髪は毛皮質内にメラニン色素がなくなった状態ですが、白く見えるのは毛髄質中の気泡に光が乱反射しているためです。
塞冷地に生息している動物の毛は約50%以上も毛髄質が占め、厳しい環境で生き残るために、毛髄質の空泡に空気をためて寒気を和らげています。人間の場合は空泡に空気をためることで、日光の熱から頭部を守っています。
毛髄質の機能については、まだ不明な点がありますが、髪の弾力やツヤは、毛髄質を含む層の状態によって変わることが分かっています。
最近の研究では、水あるいは他の成分の水溶液を伝達する管のような役割をしていると考えられています。また毛髪には少量の毛髄質ですが、ヒゲや鼻毛などには太い毛髄質が存在しています。
最近では美容院や理髪店などでマイクロスコープの赤外線LEDを使用して、毛髄質の量や状態をチェックすることが可能です。
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