毛根とは、毛髪のうち、皮膚の内部に存在している部分の総称です。
毛細血管を通じて栄養分を受け取り発毛の指令を出す毛乳頭(もうにゅうとう)や、細胞分裂を繰り返して、やがて毛髪そのものに成長していく毛母細胞(もうぼさいぼう)などで構成され、毛包(もうほう)によって覆われています。
成長期にある毛根の場合、その下部は毛母細胞によって球状に膨れているため、毛球(もうきゅう)と呼ばれます。
毛根は、その状態を見ることで、頭皮の健康状態や抜け毛の原因が分かるといわれています。毛穴に皮脂がたまっていると、抜けた毛にも透明な皮脂がついていることがあります。
正常なヘアサイクルを経て、抜けていった毛の場合、その毛根は白くフラスコのような形をしています。また毛の先よりも毛根部の方が太くなっています。
しかし毛根の先端が尖っていたり黒くなっている毛の場合は、毛根より上で切れて抜けた可能性があります。特に栄養が不足して毛根が破壊された萎縮毛や円形脱毛症で抜けた毛に、よく見られます。
またホルモンバランスの乱れや血行不良が原因の脱毛では、毛根の下の部分に尻尾のようなものがついていることが多いようです。
毛球の周辺に色素が沈着している毛根は、ストレスや生活習慣の乱れによってメラニン色素が大量に生成されたと考えられます。
最近では、毛根の再生について研究が進められています。傷ついた毛根が再生できれば、自分の毛根を培養し、増殖することが可能になるといわれています。しかし、実用化にいたるまでは、まだしばらく時間がかかるようです。
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